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診療案内

全身疾患に繋がる恐ろしい疾患「歯周病」

歯周病は、日本人が歯を失う原因のなかで、最も多い病気です。
自覚症状がほとんどないまま症状が進行するので、気がついた頃には重症化しているケースも少なくありません。
そして、歯周病は全身のさまざまな疾患とも関連性があると言われております。
歯周病は、早期に治療を受けて予防に取り組むと、早期の改善が期待できます。

歯周病と全身疾患の関係性

歯周病菌の毒素は非常に強く、血管を通じて全身を巡ります。毒素の刺激により血栓が作られ、血管内で詰まりやすくなってしまい、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるのです。さらに血糖値をコントロールするインスリンの分泌を抑制する恐れもあり、糖尿病の発症や悪化の可能性もあります。妊娠中の女性も注意が必要です。歯周病の毒素が子宮の収縮を促進し、低体重児や早産を引き起こすこともあります。
このように、歯周病は全身疾患と密接に関係があり、健康維持には症状の早期発見と改善が欠かせないのです。

歯周病と全身疾患の関係性

歯周病による病気について

歯周病は全身のさまざまな病気と、密接に関係しています。最悪の場合、歯に加えて命も失うリスクがありますので、できるだけ早期の治療と予防に取り組むことが大切です。歯周病は全身のさまざまな病気と、密接に関係しています。最悪の場合、歯に加えて命も失うリスクがありますので、できるだけ早期の治療と予防に取り組むことが大切です。

  • 歯周病による病気の発生リスク

    歯周病は、全身のさまざまな病気の発生リスクを高めます。自覚症状がほとんどなく、突発的に発症するケースも多く、注意が必要です。

    がん 14%
    脳血管疾患 63%
    虚血性心疾患 59%

    死亡原因疾患で第五位の肺炎も、実は歯周病が関係しています。
    肺炎を持つ患者様の約70%は、歯周病菌を含める口腔内細菌が原因だと言われております。

  • 死亡原因疾患

    第1位 悪性新生物(がん)・・・27.9%
    第2位 心疾患・・・15.3%
    第3位 脳血管疾患・・・8.2%
    第4位 老衰・・・7.6%
    第5位 肺炎・・・7.2%
    第6位 不慮の事故・・・3.0%
    第7位 誤嚥性肺炎・・・2.7%

    平成29年人口動態系統 厚生労働省 より抜粋

『高倍率ルーペ』による精度や正確さにこだわった治療

妊婦中の歯周病が、
赤ちゃんに影響を及ぼすことも

妊娠中はホルモンバランスが変化しやすく、不規則な食事でケアがおろそかになり、歯周病になりやすい状態です。
歯周病菌が血管内に侵入すると、血流により全身を巡り、お腹の中の大切な赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。細菌により子宮の収縮が強まり、低体重児や早産のリスクが高まるのです。
当院では、妊娠中の患者様の治療も受け付けておりますので、安定期を迎える妊娠16週から28週未満(妊娠5か月~7か月)の期間内でご来院ください。適切な治療とケアで、健康な赤ちゃんの出産をサポートいたします。

歯周病治療のこだわり

当院の歯周病治療は、
患者様の症例に合わせて行い、歯周病の根本改善を一緒にめざしております。

毎回安心して受けられる 歯科衛生士 担当制 歯科衛生士 担当制
当院は歯科衛生士の担当制にし、常に同じ歯科衛生士が患者様の治療や予防をサポートいたします。現在のお口の状況や治療による変化を把握しやすくなり、より一人ひとりに寄り添い、患者様に安心していただける治療の提案・提供が可能になりました。
こまめに治療経過を確認 こまめな撮影で状態確認 こまめな撮影で状態確認
当院では被ばく量の少ない歯科用CTや口腔内カメラを使用し、写真を使った分かりやすい説明と治療を心がけております。ビフォーアフターが明らかになるので、患者様の治療への理解が深まり、モチベーションアップにも役立っております。
必要な治療を必要な時に行う 歯科医師との連携・共有 歯科医師との連携・共有
虫歯や歯周病の予防を考えたメンテナンスは、担当の歯科衛生士が提供するものですが、患者様のお口の状態は歯科医師と共有することを心がけております。お口のトラブルが見つかっても、初期の段階でスピーディーな治療を提供でき、その後の口腔内環境の改善につながりやすくなっています。

歯周病治療の流れ

  • 01

    検査
    先端に目盛りがついたプローブという器具を使用し、歯周ポケットの深さを調べるプロービングを行います。深さが深いほど歯槽骨の破壊が進んでおり、出血の有無も歯周病の進行状態を把握する判断基準になります。歯肉の炎症によっては、検査中に痛みを感じるケースもございますので、その際は遠慮なくお申し付けください。
  • 02

    立案
    プロービングによって歯周病の状態が明らかになったら、お悩みの根本改善に向けて、患者様と一緒に治療計画を作成していきます。当院の判断で治療計画を作成し、勝手に治療をすることは決してございません。
    患者様に必要な治療は、歯周ポケットの深さや出血の有無によって異なります。当院では、症例とライフスタイルのバランスを考え、患者様の体にかかる負担をできるだけ少なくした治療を心がけております。
  • 03

    TBI(トゥース・ブラッシング・インストラクション)
    TBIは、歯科衛生士による正しい歯磨き指導のことです。患者様のお口の状態に合わせて、正しい磨き方をアドバイスいたします。デンタルフロスや歯間ブラシの使い方もご指導いたしますので、ご自宅でも充実セルフケアができるようになります。

    患者様の癖や歯周病の具合によって、
    合う歯ブラシがあります

    当院では6種類の歯ブラシと、フロス、ワンタフト、歯間ブラシなどの補助器具をご用意しています。自分に合った歯ブラシで正しく口腔内をケアしましょう。口腔環境によって合う歯ブラシは異なります。当院ではTBIと一緒におすすめの歯ブラシをご紹介しています。

    TBIについて詳しく

  • 04

    SRP(スケーリングルートプレーニング)
    歯の表面や浅い歯周ポケットに付着した歯石は、超音波スケーラーを使用し、スケーリングと呼ばれる方法で優しく除去していきます。歯周ポケットの深い部分や歯の根に付着した歯石は、ルートプレーニングという方法で歯の根に汚れが付くのを防ぎ、健康な歯肉の回復をめざします。
  • 05

    再評価
    初期治療を行った後は再評価を行い、歯周ポケットの深さの測定や出血の有無、歯肉の炎症状態や動揺度など、さまざまな項目を検査いたします。治療を通じた回復具合は、患者様の症例に異なりますが、再評価で現在の状況を分かりやすくお伝えし、次の治療につなげていきます。

    再評価では、適切なプラークコントロールができているかどうかも判断いたします。十分なセルフケアができていない場合は、改善できるポイントをアドバイスいたしますので、ご安心ください。患者様の歯周病に対する理解を深め、治療へのモチベーションを高めていただくきっかけ作りをさせていただきます。

  • 06

    治療
    再評価の結果と治療計画をもとに、歯周病治療を行ってまいります。症例によっては外科処置が必要なケースもございます。処置前には麻酔を十分に効かせるため、術中の痛みはほとんどありません。
    治療期間中は歯周病にとどまらず、虫歯や炎症などの治療にも同時に取り組みます。口腔内を清潔にし、歯と歯茎の健康づくりの土台を整えて、歯周病の改善に向けて一緒になって取り組みます。

重度歯周病を改善する外科処置
「骨再生治療」

歯周病が出す毒素は、歯を支えている歯槽骨を溶かしていきます。歯がグラグラと動くようになり、最終的には抜け落ちてしまいます。
それを防ぐのが、骨再生治療です。失われてしまった骨を外科処置により回復させ、歯周病の進行を防いで歯を守ります。

エムドゲイン

エムドゲインとは、歯が生え始める時期に分泌される、エナメルマトリックスというタンパク質を含む材料です。患部に塗布すると、歯槽骨を含める歯周組織の再生が促されます。人体にとって優しい素材ですので、体への負担を少なくした治療が可能です。

  • 01

    麻酔後、治療する部分の歯肉を切開します。

  • 02

    歯石などの感染部分を清掃し、取り除きます。

  • 03

    歯を失った部分にエムドゲインを塗布します。

  • 04

    切開した歯肉部分を縫合します。

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GTR法 GTR法は、骨再生を促す場所に人工膜を貼り付けて、骨再生をめざす治療法です。メンブレンで覆うことで、再生スピードが早い歯肉の侵入を防ぎ、十分な骨再生ができるスペースを確保します。個人差はありますが、数か月から1年で新しい骨が再生されます。
GBR法

GBR法はメンブレンに加えて、口腔内から採取した自家骨や人工骨を使用し、十分な量の骨再生をめざす治療法です。骨は細かく砕いた状態で患部に盛りますが、数か月の期間を置くと自分の骨として結合します。

  • 01

    まず歯肉を切開し、骨が付属している箇所を確認します。

  • 02

    骨が不足している場所に、自家骨か人工骨を盛ります。

  • 03

    盛った場所をメンブレンで覆い、歯肉を縫合して終了です。

虫歯になる前から、なった後も。
定期的なメンテナンスを行いましょう。

虫歯になる前から、なった後も。

虫歯や歯周病のお悩みが解決した後は、メンテナンスを重視した予防に取り組みましょう。
定期的な来院でお口を隅々までチェックし、歯を守ることはもちろん、お口のトラブルに悩まされにくい口腔環境を一緒に作っていきます。

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