オーラルフレイル
院長の三井です。
最近フレイルという言葉をよく耳にします。
歯科界でもオーラルフレイルという言葉が飛び交っています。
オーラルフレイルとは、定義によりますと「口に関するささいな衰えを放置したり、適切な対応を行わないままに したりすることで、口の機能低下、食べる機能の障がい、さらには心身の機能低下まで繫がる 負の連鎖が生じてしまうことに対して警鐘を鳴らした概念」とのことです。
つまり、お口の健康に対する意識、・関心が低いと歯の喪失リスクが高まりますよ。
そして、歯を失ってしまうことで上手く噛むことができなくなります。
上手く噛めないと食べられるものに制限が出たり、機能低下により栄養がうまく取れなくなります。
また、かみ砕けないことで消化器管へ負担が大きくなったりし様々な病気を引き起こしかねないですよ。
お口の問題はやがて全身の問題へと波及しますよという注意喚起です。
人生は100年時代と言われるようになってきています。
100歳まで生きたとして、病気で床に臥せたままでも生きても、健康そのもので生きても同じ100歳です。
今までは何歳まで生きるかということにフォーカスが強かったかもしれませんが、何歳までどう生きるのか考えることが大切になってきています。
それは年齢を重ねて悪くなってからでは遅いのです。
若いうちに早く慢性的な疾患は取り除くこと、そもそも罹患しないことを意識することが大切ですね。
まずは、豊かな人生のためにお口のメインテナンスをしましょうということですね。
その前に正しい歯磨きについてしっかり学びましょう。
ちりゅう歯科 院長 三井誠